皆さんは京都にある愛宕山(あたごさん)という山を知っていますか?
愛宕山の山頂にある愛宕神社は昔から防火の神様としてよく知られていて、3歳になるまでに登ると一生火事にあわないといわれている「3歳参り」というものがあります。
京都出身ではない私は知らなかったのですが、うちの旦那が京都出身なので心ひそかに登ろうと決めていたようです。勝手に。
そこで今回は上の息子が2歳の時にコトコ・旦那・息子の三人で愛宕山に登った時のことについてまとめました!
コトコ>いやぁ、・・・しんどかった・・・!!
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目次
愛宕山とは?アクセス方法や駐車場など
愛宕山っていわれてもなにそれ?って方も多いと思いますのでまず愛宕山の紹介からさせてもらいます。というか読めないけど愛宕山=あたごさんって読みます。京都の人以外はあまり知らないんじゃないかなぁ。
愛宕山(あたごさん)とは
京都市の西に位置する標高924mの山で、山頂にある愛宕神社は「火伏せの神様」とされており、昔から京都人の信仰を集めています。
標高924mというのは京都市内で一番の高さであり、登山客なども多く、一年通して登ることができる山として親しまれています。
愛宕山の三歳参り
愛宕山の頂上にある愛宕神社が「火伏せの神様」であることから、3歳までに愛宕山を登ると一生火難に合わないという言い伝えがあります。そのため愛宕山では子供を背負った登山客の姿が良く見られます。
愛宕山への行き方・アクセス方法
自動車
登山口である「清滝」の愛宕神社鳥居はコチラ↓↓
登山口のすぐそばに清滝駐車場があります
平日:500円/日
休日:1000円/日
詳しくは駐車場サイトに混雑状況や詳しいアクセスが載っています
参考 清滝駐車場さくらや休日などは混雑しやすいので早めに行かれることをお勧めします!
バス・電車
阪急嵐山駅前から清滝停留所までバスが出ています。
⇒京都バス92・94系統
四条河原町・三条京阪前からもバスが出ており、嵐山を経由して清滝へ向かいます。(朝出発のみ)
⇒京都バス62系統
京都駅からも嵐山駅経由でバスが出ていますが、夕方からしか出発していませんので登山にはお勧めしません。
⇒京都バス72系統
詳しい経路や時刻表は京都バスのHPから見ることができます
参考 時刻表京都バス(系統のところをクリックしてください。地図が出ます)
嵐山駅から出発するバスだけ1時間1本程度で動いているので、阪急嵐山駅からバスに乗るのがお勧めです。
山頂までのルート
一番歩きやすいとされているのが「表参道ルート」で、今回コトコ家もこのルートを使って登山・下山しました。
表参道ルート以外にも色々とコースがあるみたいなので、気になる方はコチラで確認してみたらよいでしょう
参考 愛宕山やまクエ
コトコ家の子連れ愛宕山登山記
2016年10月10日、朝早くから準備して愛宕さんへと車で向かいました
- コトコ:32歳、運動はほぼしてない専業主婦
- 旦那:41歳、出勤で合計30分くらい歩いているだけの会社員
- 息子:2歳8ヶ月、絶賛イヤイヤ期の幼稚園プレ生
- 抱っこ紐
- お茶2L×2
- お昼ご飯(おにぎりなど)・おやつ
- 上着(防寒着)
- 息子のおむつ・着替え
- パーカー
- 動きやすいズボン
- 登山用ストック(トレッキングポール)2本
- 登山用靴
- 動きやすい普段着+スニーカー(旦那と子供)
季節は秋ごろで登るのにちょうどよい気候でしたが頂上はめちゃめちゃ寒かったので、なんなら薄手のダウンなど持って行った方がよいです。頂上とふもとでは10度くらい気温が違うそうです。
AM 7:30
駐車場に到着。祝日なので1000円です。
車はまばらでこれからどんどん増えていくんだろうなといった感じでした。
AM 8:00
息子(12㎏)は半分以上抱っこだろうなと思い抱っこ紐をセットして登り始めました。というか案の定入り口から歩かず、抱っこです。
コトコ<この時点で不安しかありません。
コトコ:子供前抱っこ(おんぶ嫌がるんだ、歩きにくかった・・)
旦那:2Lのお茶×2、食べ物など荷物すべて
最初の30分がきついです!急な階段や坂がこれでもかというほど続くので、5分おきくらいに
コトコ<いやこれ無理や…
と思いながらなんとか急な階段から少しゆるやかな坂までたどり着きました。この時は富士山に登るために購入し(天候不良のため8合目までしか行けませんでしたが)、8年くらい実家で眠らせていた登山用ストックのありがたみを感じました!ストックがなければ登れませんでした。山登りにストックは必需品ですよ!普段運動していない人は持っていくべきです!
また子供を前抱っこしながら登っていたので、途中下山してくるおばちゃまに
おばちゃっま<「ほんますごいな」
と心の底から出たようなエールをいただきました。(私もそう思う)
AM 9:00
坂が少し緩やかになると息子も「歩く!」と言い出し歩き出したので、少し楽になりました。というかこのまま頂上まで抱っことかほんと無理です。
30分に1度くらい休憩しながら歩きます。
時折抱っこしながら歩く・・という繰り返しでようやく頂上付近に到着。息子も頑張りました!思っていたより歩いてくれて助かりました!
AM 11:00
もう少しで頂上の愛宕神社・・・!の前に石段が立ちはだかります
なぜかここで旦那が息子を抱っこしだし、一気に頂上まで歩いていきました。
イヤイヤ期の息子は私の抱っこじゃないと嫌らしく、ギャン泣きしながら連れられて行きました‥‥。
AM 11:30
ついに・・頂上の愛宕神社に到着です!!(感涙)
せっかくなので3歳参りのご祈祷を済ませ、火の用心のお札をもらいます。
そして登っているときはあまり感じませんでしたが、座って汗が引いてくるとめちゃめちゃ寒いです・・・!!
息子にはパーカを着せて、私は中にセーターを着こみました。防寒具も絶対いります!
正午
無事ご祈祷も終え階段を降りたところにちょっとしたスペースがあり、そこでお昼ご飯を食します
おにぎりをむさぼる息子氏(2歳)
おなかを満たして満足したのでようやく下山です。
コトコ<ふぅやれやれ、もう降りるだけだから楽だね
と思っていたコトコ一家にさらなる困難が襲い掛かるのです・・・!!!
PM 12:30
下山開始!
最初は息子も下りなのでスタスタスターと歩いていきます。登りよりは楽なモードで下っていきます。
しかし息子もだんだん疲れて眠くなってきたのかぐずぐずしだし、抱っこ紐の登場です(抱っこするのはもちろん私)
しかもおんぶは嫌がるので前抱っこで下ります。
でも前抱っこだと足元が見えないので、慎重に、そして余計な力が入りつつ降りていくため、筋肉の疲労はさらに増し、だんだん足がガクガクしてきます。
そこでアクシデント!
旦那が足くじいたー!!
登山靴など持っていない旦那は普通の運動靴をはいていたのですが、やはり登山靴と違い足首までカバーしてくれないため、ごつごつした山道を降りているときにグキッとやってしまいました。
しかし私も足のガクガクがピークに達し、階段を降りるのがめちゃめちゃつらい・・・!ここでもストック大活躍。というかストックがないと転がり落ちてたんじゃなかろうか。くだりもストック大活躍です!
片足を引きずりながら降りる旦那
足をガクガクさせながら子供を前抱っこし、ストックに自分の身を任せながら降りるコトコ
コトコ<山登りは下りも大変だ・・・
ということも思い知った一日でした。
PM 15:15
どうにか下山・・・・完了・・・!
息子は抱っこ紐の中で熟睡です。
満身創痍になりながらも帰路につきました。でも目的は果たせたので良かったです(*ノェ・。)
それにしても上記の体験談は上の息子が2歳の時で下の息子はまだいませんでした。
現在コトコ家には0歳の息子がいます・・・また・・・登らなければいけませんかね・・・
まとめ
愛宕山登り:約3時間30分
愛宕山下り:約2時間45分
普通の大人の人で合計3~4時間かかるとのことなので、普段から運動のしていない大人二人と2歳児ではまぁまぁ頑張った方じゃないかと思います。
登山客も多く、たくさんの人とすれ違ったりしましたが、子供連れもやはりいました。3歳くらいなのにひとりですいすい登って行っちゃう子や、ベビーキャリアで担がれて登っている子など3歳参りだろうなと思う年齢の子もちらほらと。
息子が歩いていると、すれ違うおばちゃんおじちゃんに「がんばっているねぇ、えらいねぇ」と声をかけられるので息子も嬉しそうでした!
- 防寒着は持っていく
- 登山用の靴で登る
- ストック必須
- おんぶだっこできるように訓練しておく
- 親の体力もつけておく
- 水分補給はしっかりと
愛宕山は比較的登りやすい山だといわれていますが、毎年遭難者も出ていますのでしっかりとした事前準備をしてから登りましょう。
番外編:愛宕山のちょっと楽ができる別ルート!?
じつは今回愛宕山を上るにあたって表参道ルートではなく、途中まで車で行けるルートがあるとの情報をキャッチしました!途中まで車で行って、愛宕神社まで30分~1時間ほど歩けばよいとのこと、
登る予定をしていた前の週に車で行ってみましたが、すごい道を通ります・・・。
というか入り口付近で何年か前に転げ落ちてきただろう大きい岩が鎮座している時点で恐怖しか感じなかったんですが、せっかくきたので、ということで上に進んでいきました。
車一台ギリギリ通れるくらいの幅の道を上っていきます。そしてその横は流れのはやい川が流れています。怖すぎます。
やっとの思いで駐車場の様な大きい広場についたので、車を止めて旦那が登山道の確認に行きました。
その間沢蟹をみつけてはじゃぐコトコと息子
旦那によると行けるとは思うけど、子供を抱っこしていくには少し危ないルートがあったとのこと。
また車を止める場所に行くまでにいつ車が川に落ちるか、またいつ上から岩がふってくるか、いつ土砂崩れに巻き込まれるかわからない恐怖があったため、そのルートは却下となりました。いろんな意味で心臓が持ちません・・・!
帰りはひたすら対向車が来ないことを願いながら帰路につきました。
ほんと怖かったので、あのルートはお勧めできません。
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